三ツ瀬は端島の南方沖合約4キロ付近
に点在する岩礁の瀬で、海上に頂上部を
出す岩礁が大きく分けて3つあるのでこ
う呼ばれています。
昭和39年(1964)の坑内ガス爆
発とそれに伴う2次災害の出火により旧
来の採掘現場である島直下の最深部を水
没させて放棄しなくてはならない事件が
起きました。この後約1年間、残された
採掘現場からはボタばかりがあがり、岸
壁越しに海に捨てられるぼたで海岸が出
来上がったほどでした。
島内にはリストラの風が吹き荒れ、島
民の約半数の2,000人が島を去りま
した。
翌年、三ツ瀬区域の採炭にシフトチェ
ンジした端島には再び活気が戻ることに
なりました。
