絶海の要塞
元来端島は、隣にある中ノ島の様に、大きな岩礁と周囲に点在する瀬から成り立つ島でしたが、炭鉱の開発と共に急ピッチで拡張工事が 行われ、明治期のうちに殆ど現在の形に近いものになっています。拡張のための土砂は近隣の山土が使われ、海中の土台は、海中でも接着 度の高い天川によって凝固された石材によって行われ行われ、水面上の石垣は石材や荒石をセメントで固定し、その隙間を天川で埋めると いう方法がとられました。
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